矯正しても動かない歯~アンキローシス~
2018年10月13日こんにちはエルエル歯科です^^
矯正治療を行う際に、忘れてはいけないのは動きやすい歯、動きにくい歯、そして動かない歯が存在するということです。
本日は「動かない歯」をクローズアップしてお話させて頂きます。
動かない歯は骨性癒着、アンキローシスなどと呼ばれます。
矯正治療で歯を動かすという時は、図にあるように「歯根膜」という組織が必要になります。
しかし、アンキローシスになるとその歯根膜が正常に働かなくなってしまっているのです。
では、アンキローシスになる原因はというと、多くは外傷です。
すなわち、ぶつかって歯が欠けたり、脱臼して整復した歯に起こりやすいです。
アンキローシスになった歯は、矯正治療では動かす事は出来ないので、抜歯をしてインプラントを入れるか、その歯だけ被せ物をして歯の向きを変えるなどの追加治療が必要になります。
このように、矯正治療をやるにあたり、現在のご自身の状況、リスク等をご理解いただいた上で治療に臨んで頂きたいと考えております。
その為には早めに現状把握し、治療にかかる時間、費用等をご確認の上ご自身のタイミングをはかる必要があります。
今後矯正治療をお考えの方は、早めのカウンセリングをお勧めします^^